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2012年01月05日

家畜のふん発電(新エネルギー)

正月早々「家畜のふん」の話で恐縮ですが、これはれっきとした群馬大学の研究成果で、今日の日経新聞夕刊に掲載されています。「家畜のふん発電」は新エネルギー分野ではバイオマス(生物資源)エネルギーに属するものと言えますが、現在畜産の盛んな群馬県で発生する「家畜のふん」は年間約180万トンにもなるとのこと。これらは肥料として活用したり、微生物発酵させてメタンガス化して活用されていますが、発酵によるメタンガス化は時間がかかり、又、ガス化し切れない残渣が水分を含みすぎて後の処理が困難で、根本的な処理にはならないとのこと。

群馬大学の宝田恭之教授(反応工学)の研究室では、比較的低温(約600℃)の炉で「家畜ふん」を加熱し、ガスと共に発生するタール分に産業廃棄物(ニッケルメッキ廃液)と、低品位石炭である「褐炭」から造った触媒を加えることにより、効率良くダール分もガスに分解する技術開発に成功したとのことです。これにより発生する分解ガスは発電に利用することができ、又、ニッケルメッキ廃液からは電子部品などに使う高価な素材である「酸化ニッケル」も回収できる「一石三鳥」の技術開発と言えます。

群馬大学の宝田研究室では2000年(平成12年)頃から関連技術の研究を行っており、今回の成功はその一環とも言えるものでしょう。今後実用化に向けては大量の「家畜ふん」の取扱い、工場の立地条件等、解決すべき困難な課題は数多くあると思われますが、地域の産業と結び付いた地元大学の研究成果は、是非実用化にも成功して欲しいと祈念するところです。


(出所:群馬大学宝田研究室HPブログより)
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Posted by 富士三合目 at 23:22Comments(0)新エネルギー