2011年10月31日
「夢・化学-21」子ども化学実験ショー2011
今年の11月26、27日の2日間,日本科学未来館(東京都江東区)で開催されます。(入場無料・駐車場あり) 化学の不思議や楽しさ、おもしろさが詰まった日本最大級の実験ショーが繰り広げられます。
詳しくは下記webサイトを見て下さい。
http://www.kagaku21.net/show/contents/index.html#

また、今年(2011年)は[世界化学年」でもあります。
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詳しくは下記webサイトを見て下さい。
http://www.kagaku21.net/show/contents/index.html#

また、今年(2011年)は[世界化学年」でもあります。
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2011年10月31日
空の電離層を観測して地震予知?
国立大学法人電気通信大学と国立大学法人千葉大学は「地震解析ラボ」と言う機構を設立し、「インフォメーションシステムズ㈱」と言う会社経由で地震情報提供サービス(有料)を行っています。
このサービスは電気通信大学の早川正士特任教授が創立した「電気通信大学地震電磁気研究ステーション」で二つの観測項目
①ULF電磁放射(地圏から放射される極低周波電磁放射)
②電離層櫌乱(じょうらん)(VLF/LF送信局電波の伝播異常として検出)
に焦点を当てて観測を行っているとのこと。
この二つの観測項目を5つの送信局(福島、宮崎、オーストラリア、ハワイ、米国)から送信された電波を日本各地(今の所6ヶ所)に置いた基地局で受信観測し、電波の状態から「地震がいつ、どの辺りで、どの位の大きさで発生するか」の「地震予測」を試みて、その情報を防災・セキュリティ関係者に有料で提供を今年から始めています。

(電気通信大:「地震解析ラボ」のロゴマーク) 続きを読む
このサービスは電気通信大学の早川正士特任教授が創立した「電気通信大学地震電磁気研究ステーション」で二つの観測項目
①ULF電磁放射(地圏から放射される極低周波電磁放射)
②電離層櫌乱(じょうらん)(VLF/LF送信局電波の伝播異常として検出)
に焦点を当てて観測を行っているとのこと。
この二つの観測項目を5つの送信局(福島、宮崎、オーストラリア、ハワイ、米国)から送信された電波を日本各地(今の所6ヶ所)に置いた基地局で受信観測し、電波の状態から「地震がいつ、どの辺りで、どの位の大きさで発生するか」の「地震予測」を試みて、その情報を防災・セキュリティ関係者に有料で提供を今年から始めています。

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2011年10月30日
大震災と「鯰(なまず)絵」(その2)
富士市立博物館で見た「鯰(なまず)絵」が珍しかったので、ネットで調べて見ました。いろいろな鯰絵があることが判ったので、その一部を紹介します。
鯰(なまず)絵は、安政2年(1855年)10月の安政大地震の後、いろいろな図柄のものが流行ったようですが、一番典型的な図柄は鹿島大明神が要石(かなめいし)で鯰を押さえつけて地震を鎮めており、これを庶民は護符(お守り)として買って、家の中に貼り付けておいたのだそうです。

(要石で押さえ付けられた大鯰:社会事業大学図書館)
庶民が総出で大鯰を押さえ込んでいる絵もあり、これは庶民が「世直し」を望んでいる表れの様です。これも梵字(ぼんじ)で書かれた護符となっています。

(鯰退治の図:社会事業大学図書館)
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鯰(なまず)絵は、安政2年(1855年)10月の安政大地震の後、いろいろな図柄のものが流行ったようですが、一番典型的な図柄は鹿島大明神が要石(かなめいし)で鯰を押さえつけて地震を鎮めており、これを庶民は護符(お守り)として買って、家の中に貼り付けておいたのだそうです。

(要石で押さえ付けられた大鯰:社会事業大学図書館)
庶民が総出で大鯰を押さえ込んでいる絵もあり、これは庶民が「世直し」を望んでいる表れの様です。これも梵字(ぼんじ)で書かれた護符となっています。

(鯰退治の図:社会事業大学図書館)
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2011年10月28日
NTTドコモの10万円以下「家庭向け太陽光発電システム」
NTTドコモが10万円以下の家庭向け太陽光発電システムを国内外の電機メーカーと共同開発し、2012年にも自社ブランドとして売り出すとの記事が10/27(木)日経新聞に掲載されました。このシステムは小型太陽光パネルと小容量の蓄電池を組み合わせ、蓄電池は大人なら持ち運び出来るもので、出力は1kw以下。停電時などにパソコンや照明などの非常用電源としても使用出来、又、携帯電話の充電用接続口も設けるとのこと。

(多分こんな感じ:ドコモがCEATEC 2011に出展した太陽光発電システム) 続きを読む

(多分こんな感じ:ドコモがCEATEC 2011に出展した太陽光発電システム) 続きを読む
2011年10月27日
大震災と「鯰(なまず)絵」
本イーラパークの10月25日付「小野由美子さんブログ」や10月26日付「岳南朝日」に紹介されていますが、今、11月27日までの期間で富士市立博物館において「富士の災害史展」を開催しています(観覧無料:駐車場あり)。私も見学に行ってきました。展示物は興味深いものが多かったですが、中でも、江戸時代後期に出回ったと言う「鯰(なまず)絵」と言う錦絵が目を引きます。
鯰絵は安政江戸地震(1855:M6.9)の直後に出回った様ですが、その前年1854年には安政東海地震(M8.4)、その32時間後に安政南海地震(M8.4)と立て続けに大地震に見舞われ、発生メカニズムを知らなかった当時の人々は地下に巨大な鯰(なまず)がいて、時々大暴れすると言い伝えられていた様です。それを押さえ込むには「鹿島大明神」や「八百萬(やおよろず)の神々」の力を借りなければならず、それを錦絵で表現した庶民の願いと言う事です。
下の錦絵は「深川恵比寿」に仲介をしてもらい、羽織袴でかしこまり、居並ぶ八百萬の神々(鹿島大明神を先頭に、神田大明神、深川八幡宮、山王大権現など大きなお祭りや時代劇でお馴染みの神々が見えます)に「詫び状」を差し出してお詫びしている安政江戸地震鯰の図で、後ろに控えて平身低頭しているのは、やはりその近年で起きた「信州(善光寺)地震鯰」(1847年M7.4)、「越後(三条)地震鯰」(1828年M6.9)、「小田原地震鯰」(1853年M6.7)が書いてあります。これで地震が収まるように、風刺を込めて庶民は願ったのでしょう。

(詫び状に捺印する江戸地震鯰)
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鯰絵は安政江戸地震(1855:M6.9)の直後に出回った様ですが、その前年1854年には安政東海地震(M8.4)、その32時間後に安政南海地震(M8.4)と立て続けに大地震に見舞われ、発生メカニズムを知らなかった当時の人々は地下に巨大な鯰(なまず)がいて、時々大暴れすると言い伝えられていた様です。それを押さえ込むには「鹿島大明神」や「八百萬(やおよろず)の神々」の力を借りなければならず、それを錦絵で表現した庶民の願いと言う事です。
下の錦絵は「深川恵比寿」に仲介をしてもらい、羽織袴でかしこまり、居並ぶ八百萬の神々(鹿島大明神を先頭に、神田大明神、深川八幡宮、山王大権現など大きなお祭りや時代劇でお馴染みの神々が見えます)に「詫び状」を差し出してお詫びしている安政江戸地震鯰の図で、後ろに控えて平身低頭しているのは、やはりその近年で起きた「信州(善光寺)地震鯰」(1847年M7.4)、「越後(三条)地震鯰」(1828年M6.9)、「小田原地震鯰」(1853年M6.7)が書いてあります。これで地震が収まるように、風刺を込めて庶民は願ったのでしょう。
(詫び状に捺印する江戸地震鯰)
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