2012年04月21日
新説「富士川河口断層帯」
静岡大学の林(りん)愛明教授(地震地質学)は従来国の「地震調査研究推進本部」が唱えてきた「富士川河口断層帯は約26km」説に加えて、更に10km以上北の山梨県富士河口湖町側まで延びる(全長約40km)ことが調査の結果判明したとしています。(4月15日付読売新聞)
以下に示す3枚の図は従来言われてきた「富士川河口断層帯」に関する「地震調査研究推進本部」が発表している資料です。




(出所:地震調査研究推進本部ホームページ
従来発表されている「富士川河口断層帯」は静岡市清水区(旧庵原郡由比町・蒲原町)の富士川河口付近から富士宮市上井出地区付近にかけての約26kmの活断層帯と言われており、単独での地震ではM7.2位、駿河(南海)トラフ地震と連動すればM8.0位の地震になる可能性があると言われていました。 続きを読む
以下に示す3枚の図は従来言われてきた「富士川河口断層帯」に関する「地震調査研究推進本部」が発表している資料です。




(出所:地震調査研究推進本部ホームページ
従来発表されている「富士川河口断層帯」は静岡市清水区(旧庵原郡由比町・蒲原町)の富士川河口付近から富士宮市上井出地区付近にかけての約26kmの活断層帯と言われており、単独での地震ではM7.2位、駿河(南海)トラフ地震と連動すればM8.0位の地震になる可能性があると言われていました。 続きを読む
2011年12月28日
国の防災基本計画大幅修正
国の「中央防災会議」(会長・野田総理大臣)は東日本大震災の教訓を踏まえて、昨日(12/27)国の防災基本計画を大幅修正しました。従来の東海・東南海・南海の三連動地震よりもさらに震源域を北と西に広げ、暫定値としてマグニチュード9.0を想定した「南海トラフで発生する巨大地震」と位置づけました。
又、従来の防災基本計画では2ペーシ分゙しかなかった津波対策を61ページ分に拡充するなど、津波対策を大幅拡充するようです。来年4月までに震度分布や津波高などの詳細な国の修正想定を公表し、それを受けて各自治体が地域防災基本計画に反映することになるとのこと。
津波対策としては、津波到達時間が短い地域では約5分で避難出来る様、沿岸部では高台への居住を促したり、避難場所や避難ビル、避難路等を整備したりして、津波に強い町づくりを進めることも盛り込んでいるとのこと。

(出所:産経ニュースより) 続きを読む
又、従来の防災基本計画では2ペーシ分゙しかなかった津波対策を61ページ分に拡充するなど、津波対策を大幅拡充するようです。来年4月までに震度分布や津波高などの詳細な国の修正想定を公表し、それを受けて各自治体が地域防災基本計画に反映することになるとのこと。
津波対策としては、津波到達時間が短い地域では約5分で避難出来る様、沿岸部では高台への居住を促したり、避難場所や避難ビル、避難路等を整備したりして、津波に強い町づくりを進めることも盛り込んでいるとのこと。

(出所:産経ニュースより) 続きを読む
2011年11月23日
東京都が首都圏大規模災害時の帰宅困難者対策を条例化
国と東京都、経済団体の三者が「大規模災害時の帰宅困難者」の対策協議会を開催し、企業は3日分の食料や水の備蓄を行うことを基本方針として申し合わせたとのことです。これの伴い、東京都は企業に備蓄を求める条例案を都議会に提案する予定で、首都圏周辺の県や市にも条例の制定を呼びかけたいとしています。

(NHKニュースより)
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(NHKニュースより)
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2011年10月31日
空の電離層を観測して地震予知?
国立大学法人電気通信大学と国立大学法人千葉大学は「地震解析ラボ」と言う機構を設立し、「インフォメーションシステムズ㈱」と言う会社経由で地震情報提供サービス(有料)を行っています。
このサービスは電気通信大学の早川正士特任教授が創立した「電気通信大学地震電磁気研究ステーション」で二つの観測項目
①ULF電磁放射(地圏から放射される極低周波電磁放射)
②電離層櫌乱(じょうらん)(VLF/LF送信局電波の伝播異常として検出)
に焦点を当てて観測を行っているとのこと。
この二つの観測項目を5つの送信局(福島、宮崎、オーストラリア、ハワイ、米国)から送信された電波を日本各地(今の所6ヶ所)に置いた基地局で受信観測し、電波の状態から「地震がいつ、どの辺りで、どの位の大きさで発生するか」の「地震予測」を試みて、その情報を防災・セキュリティ関係者に有料で提供を今年から始めています。

(電気通信大:「地震解析ラボ」のロゴマーク) 続きを読む
このサービスは電気通信大学の早川正士特任教授が創立した「電気通信大学地震電磁気研究ステーション」で二つの観測項目
①ULF電磁放射(地圏から放射される極低周波電磁放射)
②電離層櫌乱(じょうらん)(VLF/LF送信局電波の伝播異常として検出)
に焦点を当てて観測を行っているとのこと。
この二つの観測項目を5つの送信局(福島、宮崎、オーストラリア、ハワイ、米国)から送信された電波を日本各地(今の所6ヶ所)に置いた基地局で受信観測し、電波の状態から「地震がいつ、どの辺りで、どの位の大きさで発生するか」の「地震予測」を試みて、その情報を防災・セキュリティ関係者に有料で提供を今年から始めています。

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2011年10月30日
大震災と「鯰(なまず)絵」(その2)
富士市立博物館で見た「鯰(なまず)絵」が珍しかったので、ネットで調べて見ました。いろいろな鯰絵があることが判ったので、その一部を紹介します。
鯰(なまず)絵は、安政2年(1855年)10月の安政大地震の後、いろいろな図柄のものが流行ったようですが、一番典型的な図柄は鹿島大明神が要石(かなめいし)で鯰を押さえつけて地震を鎮めており、これを庶民は護符(お守り)として買って、家の中に貼り付けておいたのだそうです。

(要石で押さえ付けられた大鯰:社会事業大学図書館)
庶民が総出で大鯰を押さえ込んでいる絵もあり、これは庶民が「世直し」を望んでいる表れの様です。これも梵字(ぼんじ)で書かれた護符となっています。

(鯰退治の図:社会事業大学図書館)
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鯰(なまず)絵は、安政2年(1855年)10月の安政大地震の後、いろいろな図柄のものが流行ったようですが、一番典型的な図柄は鹿島大明神が要石(かなめいし)で鯰を押さえつけて地震を鎮めており、これを庶民は護符(お守り)として買って、家の中に貼り付けておいたのだそうです。

(要石で押さえ付けられた大鯰:社会事業大学図書館)
庶民が総出で大鯰を押さえ込んでいる絵もあり、これは庶民が「世直し」を望んでいる表れの様です。これも梵字(ぼんじ)で書かれた護符となっています。

(鯰退治の図:社会事業大学図書館)
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