2012年07月01日
今日から「再生可能エネルギー固定価格買取制度」開始
今日(7/1)から再生可能エネルギー固定価格買取制度が始まります。

(出所:資源エネルギー庁ホームページ)
対象となる再生可能エネルギーと詳しい内容は下記の通りです。(調達価格は円/kwh)

(出所:資源エネルギー庁ホームページ)
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(出所:資源エネルギー庁ホームページ)
対象となる再生可能エネルギーと詳しい内容は下記の通りです。(調達価格は円/kwh)

(出所:資源エネルギー庁ホームページ)
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2012年06月21日
電力10社が送電網開放!
東京電力など電力10社は一般家庭が太陽光などで発電した電気を「新電力:特定規模電気事業者(PPS)」に送電できるよう、10社の送配電網を使えるようにすると発表しました。
従来PPSは工場の自家発電設備などから電気を買い取り、企業に販売して来ましたが、一般家庭との送配電網の使用が可能となることで、PPSは家庭からの調達が可能となり、課題だった供給力が増強でき、企業向け電力販売の競争促進に繋がりそうとのこと。
電力10社は7月1日から実施可能となるよう、6月20日に経済産業相に「供給約款の特例承認」として申請しました。

(再掲:家庭用太陽光発電所) 続きを読む
従来PPSは工場の自家発電設備などから電気を買い取り、企業に販売して来ましたが、一般家庭との送配電網の使用が可能となることで、PPSは家庭からの調達が可能となり、課題だった供給力が増強でき、企業向け電力販売の競争促進に繋がりそうとのこと。
電力10社は7月1日から実施可能となるよう、6月20日に経済産業相に「供給約款の特例承認」として申請しました。
(再掲:家庭用太陽光発電所) 続きを読む
2012年06月12日
静岡県が新エネルギー設備導入事業補助金募集開始
静岡県は7月から始まる新エネルギーの固定価格買取制度のスタートに先がけ、県独自の補助金募集を今日から開始しました。募集期間はH24年6月12日~12月28日まで、助成金額は事業費の1/10(上限100万円)で、全体の予算7,000万円(約100件程度)が終了するまでとしています。応募は「静岡県地球温暖化防止活動推進センター」にして欲しいとのことです。

(出所:静岡県地球温暖化防止活動推進センターホームページ)
尚、詳しくは下記webサイトを参照下さい。
http://sccca.net/jigyou/index.html

(出所:静岡県地球温暖化防止活動推進センターホームページ)
尚、詳しくは下記webサイトを参照下さい。
http://sccca.net/jigyou/index.html
2012年05月26日
政府が「海洋発電の開発」に方針決定
5月25日午前、政府の「総合海洋政策本部(本部長・野田佳彦首相)」は政府一丸となって波や潮の力を使う海洋発電の開発を進める「海洋再生可能エネルギー利用促進に関する今後の取組み方針」を決定したとのこと。
この中で
①大規模な実証実験をする海域の整備
②関係者との調整のあり方
③コストを安くする方法
④海を使う際の法律の整備
について政府全体で検討する。
政府は2012年度予算で海洋再生エネルギー普及のために経済産業省、環境省が計100億円強の予算を盛り込んだが、中味は殆どが海に浮かべる「浮体式風力発電」に関する事業だったので、2013年度は潮力や波力、海の底と海面の温度差を使った発電等に対象を広げるとのこと。

(出所:ウィキペディア 浮体式洋上風力発電設備)
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この中で
①大規模な実証実験をする海域の整備
②関係者との調整のあり方
③コストを安くする方法
④海を使う際の法律の整備
について政府全体で検討する。
政府は2012年度予算で海洋再生エネルギー普及のために経済産業省、環境省が計100億円強の予算を盛り込んだが、中味は殆どが海に浮かべる「浮体式風力発電」に関する事業だったので、2013年度は潮力や波力、海の底と海面の温度差を使った発電等に対象を広げるとのこと。

(出所:ウィキペディア 浮体式洋上風力発電設備)
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2012年05月11日
NHKクローズアップ現代の「海洋発電」
5月10日(木)19:30からNHKクローズアップ現代で「海から電気を造り出す!その可能性と課題は?」と言う番組が放送されました。わが国において、「海洋発電」は話題には上っても殆ど注目されずに過ぎて来ましたが、イギリスにおいては国家プロジェクトとして開発を進めているようです。
「海洋発電」にはいろいろあって、以前本ブログでも紹介した「海水温度差発電」、「塩分濃度差(浸透圧)発電」の他に「潮流(力)発電」や「波力発電」等がありますが、今日の番組では主として「潮力発電」と「波力発電」についてでした。
「潮力発電」は潮の流れによるエネルギーをプロペラの回転によって電力に変換するもので、潮流の速い場所で且つ、発電機(スクリュー)を設置するためのゲート状の建造物が建てられる比較的海底が浅い立地条件が必要となり、場所は限定されるように感じました。海上にゲートを建てるので、船舶の往来するような海峡には潮の流れがあっても設置はかなり制約されそうです。
発電用プロペラ(スクリュー)の開発競争に川崎重工業が参戦している様子が番組中で放映されていました。

(出所:NHKオンライン イギリスの潮力発電施設)
一方の「波力発電」は波の上下運動を空気圧やピストン運動(→回転運動)として捉え、電気に変換する方法で、一見ノンビリした感じがしますが、イギリスでは「海ヘビ」と名付けられた細長い浮遊物の連結部で伸縮運動をピストン運動に変換していました。これなどは、海上にただ浮かべて置くだけなので、場所さえあれば、可能性はありそうと感じました。しかし、日本では漁業権との兼ね合いや、規制で、設置までの手続きに大変な労力と時間が掛かるようです。又、発電効率は余り高くなさそう(それでも太陽光発電よりも数倍高いらしい)なので、発電コストがどうなるかが課題のようです。それらを実証するためには、実証プラントを設置してテストする必要があるわけですが、その設置場所の許可を得るのに苦労している様子でした。こちらの方はベンチャー企業が開発しているケースが多く、資金調達も大変とのことです。
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「海洋発電」にはいろいろあって、以前本ブログでも紹介した「海水温度差発電」、「塩分濃度差(浸透圧)発電」の他に「潮流(力)発電」や「波力発電」等がありますが、今日の番組では主として「潮力発電」と「波力発電」についてでした。
「潮力発電」は潮の流れによるエネルギーをプロペラの回転によって電力に変換するもので、潮流の速い場所で且つ、発電機(スクリュー)を設置するためのゲート状の建造物が建てられる比較的海底が浅い立地条件が必要となり、場所は限定されるように感じました。海上にゲートを建てるので、船舶の往来するような海峡には潮の流れがあっても設置はかなり制約されそうです。
発電用プロペラ(スクリュー)の開発競争に川崎重工業が参戦している様子が番組中で放映されていました。

(出所:NHKオンライン イギリスの潮力発電施設)
一方の「波力発電」は波の上下運動を空気圧やピストン運動(→回転運動)として捉え、電気に変換する方法で、一見ノンビリした感じがしますが、イギリスでは「海ヘビ」と名付けられた細長い浮遊物の連結部で伸縮運動をピストン運動に変換していました。これなどは、海上にただ浮かべて置くだけなので、場所さえあれば、可能性はありそうと感じました。しかし、日本では漁業権との兼ね合いや、規制で、設置までの手続きに大変な労力と時間が掛かるようです。又、発電効率は余り高くなさそう(それでも太陽光発電よりも数倍高いらしい)なので、発電コストがどうなるかが課題のようです。それらを実証するためには、実証プラントを設置してテストする必要があるわけですが、その設置場所の許可を得るのに苦労している様子でした。こちらの方はベンチャー企業が開発しているケースが多く、資金調達も大変とのことです。
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