2011年09月18日
宝永地震(1707年)では駿河湾震源はなかった?
9月8日の本ブログでも書いた、宝永地震(1707年)(マグニチュード8.6)は東海・東南海・南海3連動地震で、その次の3連動安政東海地震(1854年)(マグニチュード8.4)まで147年間隔があり、その後は東海地震は起きていないので、2011年の今年まで157年間隔があいていることから、東海地震は今後30年間で87%の確率で起きるであろうと言われて来ました。
9月17日日経新聞夕刊には、産業技術研究所と新潟大学のチームが「宝永地震(1707年)では、駿河湾が震源の地震(即ち東海地震)は起きていなかった」という分析結果を9月16日新潟市で開かれた歴史地震研究会で発表した、との記事が出ています。
これが事実だとすれば、駿河湾を震源とする東海地震は、1605年の慶長地震から、1854年の安政東海地震まで249年の間隔があったことになり、「今後30年以内に87%の確率論」は見直される可能性があります。ちなみに、安政東海地震(1854年)から250年間隔とすると2100年頃となります。

(9月8日の図に一部追加書き込み)
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9月17日日経新聞夕刊には、産業技術研究所と新潟大学のチームが「宝永地震(1707年)では、駿河湾が震源の地震(即ち東海地震)は起きていなかった」という分析結果を9月16日新潟市で開かれた歴史地震研究会で発表した、との記事が出ています。
これが事実だとすれば、駿河湾を震源とする東海地震は、1605年の慶長地震から、1854年の安政東海地震まで249年の間隔があったことになり、「今後30年以内に87%の確率論」は見直される可能性があります。ちなみに、安政東海地震(1854年)から250年間隔とすると2100年頃となります。

(9月8日の図に一部追加書き込み)
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