2012年03月28日
中国での「クレヨンしんちゃん」と「iPad」のちがい
中国で商標権訴訟が起きている中で代表的な「クレヨンしんちゃん」と「iPad」では多少違いがある様です。、「クレヨンしんちゃん」は商標権では一時敗訴していますが、最終的には中国側の商標権取消と著作権侵害で双葉社が勝訴していることは先日の本ブログでも紹介しましたが、もう一つの有名な「iPad」の商標権訴訟は「アップル社」が苦戦しています。

(出所:ウィキペディア アップル社タブレット型多機能端末「iPad」)
ことの起こり」はアップル社がデスクトップ型PC「iMac」を1998年に発売した際、中国で類似名の「IPAD」が商標登録されており、その後、アップル社がタブレット型の多機能端末「iPad」を世界で発売した際、中国では既に類似の「IPAD」の商標が成立していた訳で、「アップル社」が遅れを取ったことにある様です。従って,「iPad」が後から出てきたことになるので、アップル社が苦戦するのはある意味当然の結果とも言えるでしょう。
現在行われている訴訟の論点はどちらが正当な商標かと言うことではなく、「IPAD」の商標権を持っていた中国企業「(唯冠科技(深セン)」の親会社が台湾にあり、アップル社はその親会社から商標権を買い取ったのですが、中国本土では「IPAD」の商標は生きているとの主張を中国側がしているのです。しかも、「IPAD」の商標権を持っていた「唯冠科技」が破産の危機にあり、「債権」として中国側8つの銀行が所有権を主張して訴訟を起こしていると言うことが真相の様です。

(出所:ウィキペディア アップル社タブレット型多機能端末「iPad」)
ことの起こり」はアップル社がデスクトップ型PC「iMac」を1998年に発売した際、中国で類似名の「IPAD」が商標登録されており、その後、アップル社がタブレット型の多機能端末「iPad」を世界で発売した際、中国では既に類似の「IPAD」の商標が成立していた訳で、「アップル社」が遅れを取ったことにある様です。従って,「iPad」が後から出てきたことになるので、アップル社が苦戦するのはある意味当然の結果とも言えるでしょう。
現在行われている訴訟の論点はどちらが正当な商標かと言うことではなく、「IPAD」の商標権を持っていた中国企業「(唯冠科技(深セン)」の親会社が台湾にあり、アップル社はその親会社から商標権を買い取ったのですが、中国本土では「IPAD」の商標は生きているとの主張を中国側がしているのです。しかも、「IPAD」の商標権を持っていた「唯冠科技」が破産の危機にあり、「債権」として中国側8つの銀行が所有権を主張して訴訟を起こしていると言うことが真相の様です。
「クレヨンしんちゃん」の場合は、既に日本で有名になっていたものを中国側で商標権として成立したために起きた問題であり、「iPad」のケースと異なるのは明らかです。
この訴訟結果はどうなることでしょう? 中国側が勝訴すれば破産の危機から脱却できる可能性があり、もつれるのではないでしょうか。

(iPad商標)
この他に、ことをややこしくしているのは、中国では「aPad」から「zPad」まで商標登録されていたり、「iPed」が深センの電気街で安く売られていたり一攫千金を狙ったものも存在している様です。(こちらの方が中国的?)
尚、「iPAD」の商標権を日本の「富士通」が持っていて、アップル社に譲渡しているとのことです。
この訴訟結果はどうなることでしょう? 中国側が勝訴すれば破産の危機から脱却できる可能性があり、もつれるのではないでしょうか。

(iPad商標)
この他に、ことをややこしくしているのは、中国では「aPad」から「zPad」まで商標登録されていたり、「iPed」が深センの電気街で安く売られていたり一攫千金を狙ったものも存在している様です。(こちらの方が中国的?)
尚、「iPAD」の商標権を日本の「富士通」が持っていて、アップル社に譲渡しているとのことです。
Posted by 富士三合目 at 00:26│Comments(0)
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