2012年05月04日
廃プラ・紙ゴミの固形化燃料(RPF)調達拡大
廃プラスチックと紙ゴミを原料とする固形化燃料(RPF)の調達が電力不足をにらみ拡大しているとのこと。(5月3日付日経新聞朝刊)
ゴミ原料由来の燃料としては、RDF(Refuse Derived Fuel:直訳すると「ゴミ由来燃料」)とRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel:直訳すると「紙とプラスチックゴミ燃料」の2種類あり、RDFは増加する可燃ゴミ等を固形化燃料としてリサイクルするもので、家庭用ゴミ処理に苦労する地方自治体等がゴミ処理の切り札として採用したケースが多い。一方、RPFは許可された廃棄物処理業者が産業廃棄物である紙ゴミとプラスチックゴミの処理費を受け取って、適度な比率で混合して固形化燃料にしたものです。
しかし、RDFは燃料としての性能(品質)が不安定であり、又発熱量等が低品位であるため、当初期待された程には普及していないが、RPFは紙ゴミとプラゴミの比率を設計発熱量に合わせて混合調整し、又、原料となる紙ゴミやプラゴミも分別されており、価格が安く(石炭の1/3~1/4程度と言われる)、性能(品質)も安定していることから最近需要量が増えつつあるとのこと。

(出所:一般社団法人日本RPF工業会ホームページ)
ゴミ原料由来の燃料としては、RDF(Refuse Derived Fuel:直訳すると「ゴミ由来燃料」)とRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel:直訳すると「紙とプラスチックゴミ燃料」の2種類あり、RDFは増加する可燃ゴミ等を固形化燃料としてリサイクルするもので、家庭用ゴミ処理に苦労する地方自治体等がゴミ処理の切り札として採用したケースが多い。一方、RPFは許可された廃棄物処理業者が産業廃棄物である紙ゴミとプラスチックゴミの処理費を受け取って、適度な比率で混合して固形化燃料にしたものです。
しかし、RDFは燃料としての性能(品質)が不安定であり、又発熱量等が低品位であるため、当初期待された程には普及していないが、RPFは紙ゴミとプラゴミの比率を設計発熱量に合わせて混合調整し、又、原料となる紙ゴミやプラゴミも分別されており、価格が安く(石炭の1/3~1/4程度と言われる)、性能(品質)も安定していることから最近需要量が増えつつあるとのこと。

(出所:一般社団法人日本RPF工業会ホームページ)
RPFは包装用フィルム等の廃プラスチックと紙ゴミを細かく砕き、再度固めて作った円柱状の燃料で、日本では1990年代から生産が始まっている。
最近は原油価格が高騰したまま高止まり、一方、東京電力の電力料金値上げの報道や、夏の電力不足が予想される中、企業が自衛手段として自家発電のためのRPF専用ボイラー等を設置する例が増えている模様。
燃料価格が石炭の1/3~1/4程度の安さと、CO2排出削減に寄与するのが魅力であるが、廃プ゚ラスチックは「マテリアルリサイクル」として直接リサイクルされたり、中国が廃プラスチックの輸入を行っており、品不足傾向にあるため、燃料としての供給不安定でありその点が最大の課題のようです。

(出所:日本RPF工業会ホームページ RPF前処理工程)

(出所:日本RPF工業会ホームページ RPF製造工程)
最近は原油価格が高騰したまま高止まり、一方、東京電力の電力料金値上げの報道や、夏の電力不足が予想される中、企業が自衛手段として自家発電のためのRPF専用ボイラー等を設置する例が増えている模様。
燃料価格が石炭の1/3~1/4程度の安さと、CO2排出削減に寄与するのが魅力であるが、廃プ゚ラスチックは「マテリアルリサイクル」として直接リサイクルされたり、中国が廃プラスチックの輸入を行っており、品不足傾向にあるため、燃料としての供給不安定でありその点が最大の課題のようです。

(出所:日本RPF工業会ホームページ RPF前処理工程)

(出所:日本RPF工業会ホームページ RPF製造工程)
Posted by 富士三合目 at 02:06│Comments(0)
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