2012年01月22日
東京電力管内の電力需要が震災後最大に!
1月20日の東京電力管内の最大電力需要量は午後5~6時に4,980万kwとなり、昨年3月の東日本大震災以降で最大となった模様。昨年8月18日午後2~3時に記録した4,920万kwを上回ったとのこと。1月20日の電力供給能力は5,380万kwで、使用率は92%(余裕予備率8%)となり、東京電力は「安定供給に支障はないが、無理のない範囲で節電をお願いしたい」としている。
ちなみに、安定供給は余裕予備率8~10%以上と言われ、予備率3%以下になると政府が「需給逼迫警報」を出す仕組みになっているとのこと。その点では未だ「安定供給に支障がない範囲」ではありましょう。
1月20日は関東地方で雪が降って厳しい寒さとなり、エアコンなどの暖房を使用する家庭が急増したためと見られる。この寒さは赤道海域東側から南米ペルー沖の海面水温が平年より低下する「ラニーニャ現象」が昨年から継続しているためで、週明けにも日本海側は大雪の恐れがあるとの気象庁発表もありました。

(出所:気象庁 北太平洋2011年12月の海面水温平年差)
ちなみに、安定供給は余裕予備率8~10%以上と言われ、予備率3%以下になると政府が「需給逼迫警報」を出す仕組みになっているとのこと。その点では未だ「安定供給に支障がない範囲」ではありましょう。
1月20日は関東地方で雪が降って厳しい寒さとなり、エアコンなどの暖房を使用する家庭が急増したためと見られる。この寒さは赤道海域東側から南米ペルー沖の海面水温が平年より低下する「ラニーニャ現象」が昨年から継続しているためで、週明けにも日本海側は大雪の恐れがあるとの気象庁発表もありました。

(出所:気象庁 北太平洋2011年12月の海面水温平年差)
ラニーニャ現象が起きると逆にインドネシア近海は海面水温が上がり、大気の対流活動が活発化し、そこから吹き出す空気が偏西風を日本付近で南に蛇行させ、寒気が南下し易くなるとのこと。
昨年末は、亜熱帯域を流れる偏西風が蛇行し,西日本を中心に「クリスマス寒波」が来襲し、年明け後は列島の北に流れる別の偏西風の蛇行が強まり、北日本に寒気が入った。この寒気は上空5,000m付近で氷点下44℃以下の「スーパー寒気」だったと言う。(1月21日付日経新聞夕刊)
昨年末は、亜熱帯域を流れる偏西風が蛇行し,西日本を中心に「クリスマス寒波」が来襲し、年明け後は列島の北に流れる別の偏西風の蛇行が強まり、北日本に寒気が入った。この寒気は上空5,000m付近で氷点下44℃以下の「スーパー寒気」だったと言う。(1月21日付日経新聞夕刊)
Posted by 富士三合目 at 01:42│Comments(0)
│省エネ・節電