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2011年10月06日

電気自動車とガソリン自動車はどちらがエコか?

こんな疑問に一定の答えを出した解説が日経新聞(10月4日付朝刊)に掲載されました。尚、「エコ」とは製造から廃棄まで(ライフサイクル)の総CO2排出量の多少を比較したものです。

電気自動車は走行時にCO2を排出しないとされているが、動力源に使う電力の大部分は化石燃料を燃焼してつくられ(即ち火力発電)、電気自動車に搭載するリチウムイオン電池を製造・廃棄する際にもエネルギーを消費する。

独立行政法人交通安全環境研究所の小鹿健一郎氏と新国哲也氏が、最近、自動車用リチウムイオン電池の製造・廃棄時のCO2排出量を調査し、この結果と電気自動車の走行に必要な電気量を用いて走行距離に応じて発生する総CO2量を計算した。同時に、走行距離7万kmに達すると1回の充電で走れる距離が約20%短くなり、利用者の3割が電池交換を検討するとされる点も考慮している。

彼らの計算結果を元に、更に、早稲田大学教授の松方正彦氏が「エネルギーと技術ゼミナール」欄でガソリン1リットル当たりの燃費15kmと30kmのガソリン自動車から排出される総CO2量と比較した結果をコメントしている。

電気自動車とガソリン自動車はどちらがエコか?
 (写真と記事内容は関係ありません)


結論を先に言えば、燃費30km/リットルのガソリン自動車の方が総CO2排出量は少ない、即ちエコと言うことになっています。燃費15km/リットルのガソリン車でも、電気自動車が途中で電池交換を1回行えば、走行距離9万kmでほぼ同等です。このことは現状では電気自動車用リチウムイオン電池の製造から廃棄までに排出する総CO2量が多いと言うことになり、電池の製造と廃棄に必要なエネルギーを削減することが重要な課題としています。

「電気自動車=エコ」という単純な図式ではないことも認識しておく必要がありそうです。




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 Email:mk.bs@kmail.plala.or.jp

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Posted by 富士三合目 at 00:56│Comments(0)ビジネス
 
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