2011年09月02日
リチウムイオン電池「お前もか?」
今年の4~6月のリチウムイオン電池セルの出荷高が、世界シェアで遂に日本は首位の座を韓国企業に明け渡したとのこと。東日本大震災や円高の影響を諸に被ったことになりますが、あらゆる日本の中核産業と言われる分野で同様の傾向が見られます。競争の世界なので、相手があり、その相手に対して自分達のやり方が適切であったか、熟考する必要がありそうです。

(大手電機メーカーのリチウムイオン電池工場)

(大手電機メーカーのリチウムイオン電池工場)
中小型液晶分野では、全面的に負けてしまう前に国産メーカー3社が統合して新会社を作り、世界市場で対抗しようとの動きがありました。同様のことが他の中核産業と言われる分野でも必要ではないかと思います。最も大事なことは、高度技術の流出を防ぎ、サプライチェーンを整え、参入障壁を高く保つことでしょうが、そのやり方を間違えると、あっという間に技術が流出し、サプライチェーンはずたずたになり、参入障壁が低くなって、海外の廉価品に市場を奪われることになりましょう。数年前には日本の独壇場であった分野が、あっという間に外国企業に奪取されているのは何故でしょうか。
今後普及が期待される3つの電池(太陽電池、リチウムイオン電池、燃料電池)について、そのうちの2つが普及段階で、既に世界シェアは外国勢に奪われつつあります。
「がんばろう!日本」と言うしかありません。
今後普及が期待される3つの電池(太陽電池、リチウムイオン電池、燃料電池)について、そのうちの2つが普及段階で、既に世界シェアは外国勢に奪われつつあります。
「がんばろう!日本」と言うしかありません。
Posted by 富士三合目 at 19:42│Comments(0)
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