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2011年07月06日

ブレイクの兆し「家庭用蓄電(池)システム」

7月5日のニュースで注目したいのは、家庭用蓄電(池)システムです。NECが7月中にモニター販売を始め、2012年1月から本格販売開始を発表しました。中国BYD、ソニーは既に販売中ですが、NECは従来価格の半額程度にするようです。パナソニックや東芝も2011年中には発売開始を目途、としているとのことです。(7月5日付日経新聞朝刊)

この蓄電池の活用方法としては、夜間の余っている電力を蓄電しておき、昼間のピーク使用時に放電して使用するものであり、現状の昼間の電力不足対策としても非常に有効であり、又、夜間の安価な電力を捨てずに最大限有効活用して電力料金を下げることも可能です。現状での優先順位としては、太陽光発電よりもずっと上ではないかと私は思っています。


以前(5月22日)本ブログで日本ガイシの「NAS電池」を優れものとして紹介しましたが、今回の各社のものは「リチウムイオン電池」です。「リチウムイオン電池」は「ハイブリッドカー」や「電気自動車」に搭載されているもので、いよいよ家庭の蓄電池として活用される時代に入って来た訳です。NAS電池よりもパワーは小さいですが、小型化出来る特徴があり、家庭用には向いているかも知れません。
(NAS電池は残念ながら,一社独占商品のため、政府・業界からは異端児扱いされているように私は感じますが、間違っていることを願う次第です。)



これらのリチウムイオン電池で注視すべきは、1kwh当りの装置価格ですが、日経新聞では下記の比較表を掲載しています。
NEC・・・約16万6600円/kwh
中国BYD・・・33万2500円/kwh
ソニー・・・30万円/kwh程度を想定
東芝・・・未定
パナソニック・・・未定
となっており、NECの価格設定が飛び抜けたものであることが判ります。これから激しい価格競争が始まる予感がします。

これは、「守りの節電」ではなく、「攻めの節電」に向かうものであり、今後の日本の力を入れるべき方向だと思いますし、期待したいところです。

一方NAS電池については、一社独占ではなく、技術の公開・共有化等により拡大出来たら良いのだが、とも思います。優れた技術でも、世の中に普及出来なければ、以前の「ソニー・ベータマックス」のようになってしまう場合もあり得るので、その点を危惧しています。

リチウムイオン電池もNAS電池も日本の世界に誇れる技術として、両立して欲しいと願う者です。



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 Email:mk.bs@kmail.plala.or.jp

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Posted by 富士三合目 at 01:09│Comments(0)省エネ・節電
 
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