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2011年07月01日

節電特集(9)「守りの節電から攻めの節電へ!!」

今日(7月1日)からいよいよ政府の「最大使用電力」抑制(節電)政策が開始されます。電力大口需要家(500kw以上)は法律に則った義務的15%節電になり、小口需要家(500kw未満)及び一般家庭は自主的15%節電となります。これが達成できなければ、再び計画停電もあり得ると言うものです。

最大使用電力」と強調したのは、今夏の緊急節電政策は、「発電能力のピークよりも、使用電力のピークを低くする」目的に尽きるからです。そのためには、極端な話、「昼間家にいれば電気を使うので、外出や旅行に行ってくれ」あるいは、「昼間電気器具は使用せず、ガス器具を使ってくれ」とまで言っているわけです。要するに、私達は夜間に蒸し暑い、寝苦しい思いをしてまで、エアコンを止めたり、節電したりすることを要求されているのではないのです。夜間は今でも電力は十分余って(捨てて)いるのです。

ところで、この節電政策は緊急避難策で、兎に角、今夏を乗り切るための、なりふり構わぬものですが、今夏だけで済むようなものではないと思われます。今後の日本のエネルギー需給政策と密接に結びつくものであり、急に太陽光発電に多額の税金を投入して、家庭への普及に力を入れたからと言って、それで済むものではありませんし、ましてや、それで電力料金を値上げして済ますようでは、事の解決にはならないと思います。



お金(税金)の使い方を間違えると、ただ浪費し、ばら撒いただけで終わってしまうことにもなりかねません。願わくば、太陽光発電技術の飛躍的向上に結び付くものであって欲しいと思います。又、電力だけで解決できる話でも無いと思います。

多かれ少なかれ電力需要家である私達は今後どうすれば良いのか?そこに「守りの節電」と「攻めの節電」の分かれ道があると思います。

「守りの節電」とは、兎に角、なりふり構わず、我慢もし、今夏15%の節電(ピークカット・ピークシフト等)をして最大発電能力よりも最大使用電力を低くできれば上出来で、計画停電もなく「メデタシ、メデタシ」で終わる一過性のものでしょう。

一方、「攻めの節電」とは、私達電力需要家(国民)が工夫をして、今までと同じ電力を使用しなくても、今まで以上の価値ある生活をする、製造業であれば、今まで以上の生産性向上、付加価値を高める節電であって、一過性ではなく、恒久的なものにして行くことでしょう。節電をしたことで、生産性が落ちたり、付加価値が下がったりするようでは、日本の国の力が低下してしまうことになりましょう。

約38年前のオイルショック時から、日本が努力して、世界で最も進んだ省エネ技術を確立して来たように、今回も「我慢の節電」から「価値ある節電」を生み出して、次の世代に引き継いでゆくことが大切だと思います。

それが出来なければ、「我慢の節電」が生きずに、「ジリ貧の日本」になってしまうと思います。




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 Email:mk.bs@kmail.plala.or.jp

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Posted by 富士三合目 at 17:33│Comments(2)省エネ・節電
この記事へのコメント
全く賛成です。負をチャンスに変える技術力を日本は持っているはずです。
Posted by 小野由美子小野由美子 at 2011年07月01日 20:29
小野由美子さん

コメント有難うございます。
例えば「新環境クリーンセンター(ごみ処理)」も世界に誇れる
技術(システム)に発展すればよいですね!
Posted by 富士三合目 at 2011年07月01日 21:12
 
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節電特集(9)「守りの節電から攻めの節電へ!!」
    コメント(2)