2012年04月04日
小規模水力発電にはどんな規制があるか
小規模水力発電にはいろいろな規制があり、簡単には設置できなかったようですが、一体どのような規制があるのでしょうか。
現行法では「電気事業法」と「河川法」が主たる規制法となり、この他に立地によって「自然公園法」、「自然環境保全法」、「鳥獣保護及び狩猟に関する法律」、「文化財保護法」、「土地収用法」、「農地法」、「土地改良法」、「森林法」・・等々があります。又、出力10kwを境にして「ダム・堰有り・無し」で規制の内容はかなり変わります。
最も簡単なのは「ダム・堰なし」で「出力10kw未満」の場合で、河川利用の水利上、主流ではなく枝流の場合です。この場合発電電圧が600V未満であれば、「一般電気工作物」として扱われ、複雑な規制は殆ど無くなり、「電気工事士法」、「電気工事業法」で規定される「電気工事士」、および「電気工事業者」が工事を行えば適法となるようです。

(出所:ウィキペディア再掲 長野県松本市波田 「波田水車」出力0.8kw) 続きを読む
現行法では「電気事業法」と「河川法」が主たる規制法となり、この他に立地によって「自然公園法」、「自然環境保全法」、「鳥獣保護及び狩猟に関する法律」、「文化財保護法」、「土地収用法」、「農地法」、「土地改良法」、「森林法」・・等々があります。又、出力10kwを境にして「ダム・堰有り・無し」で規制の内容はかなり変わります。
最も簡単なのは「ダム・堰なし」で「出力10kw未満」の場合で、河川利用の水利上、主流ではなく枝流の場合です。この場合発電電圧が600V未満であれば、「一般電気工作物」として扱われ、複雑な規制は殆ど無くなり、「電気工事士法」、「電気工事業法」で規定される「電気工事士」、および「電気工事業者」が工事を行えば適法となるようです。

(出所:ウィキペディア再掲 長野県松本市波田 「波田水車」出力0.8kw) 続きを読む
2012年04月02日
小規模水力発電の実際例
再生エネルギーの規制緩和に伴い、成長が期待される小規模(ミニ)水力発電の実際例を紹介します。富士市は湧水の豊富な「水の街」、小規模(ミニ)水力発電が成り立つ下地はあると思います。
先ず、前回の本ブログでちょっと紹介した長野県松本市波田の「波田水車」のYouTube映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=lhaeR6bCqgo&feature=related
(出所:YouTube )
もう一つは長野県大町市の例です。NHK長野放送局の9分25秒の映像ですが、その内6分35秒分がミニ水力発電関係です。あとは長野県の天気予報など、余分な映像も入っています。
http://www.youtube.com/watch?v=HV8Oz1EwfVY&feature=related
(出所:YouTube)
富士市では原田湧水池公園内に今は動いていない水車があります。

(原田湧水池公園)

(原田湧水池公園内にある今は動いていない水車)
これなどは立地としてはかなり有望ではないでしょうか。
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先ず、前回の本ブログでちょっと紹介した長野県松本市波田の「波田水車」のYouTube映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=lhaeR6bCqgo&feature=related
(出所:YouTube )
もう一つは長野県大町市の例です。NHK長野放送局の9分25秒の映像ですが、その内6分35秒分がミニ水力発電関係です。あとは長野県の天気予報など、余分な映像も入っています。
http://www.youtube.com/watch?v=HV8Oz1EwfVY&feature=related
(出所:YouTube)
富士市では原田湧水池公園内に今は動いていない水車があります。
(原田湧水池公園)
(原田湧水池公園内にある今は動いていない水車)
これなどは立地としてはかなり有望ではないでしょうか。
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2012年04月01日
再生エネルギー成長のための規制緩和
行政刷新会議の規制・制度改革分科会は3月29日再生エネルギー分野の規制緩和に関する103項目を発表しました。
規制緩和項目の内訳は、
①再生可能エネルギー・・39項目
②電力システム改革・・38項目
③省エネなど・・26項目
の合計103項目で、近く閣議決定するとのことです。(閣議決定したものは政権が変わっても継続されると言われている)
国立・国定公園内の地熱発電を条件付きで容認したほか、小規模水力発電では煩雑な許可手続きを簡素化してます。
一方、政府のエネルギー・環境会議も同日、太陽光や風力発電など再生エネ産業の成長に向けた28の重点項目を決定しています。地熱発電では国立・国定公園内の発電施設設置について、「1974年時点で建設工事が始まっていた6ヶ所に限定」としていた通知を廃止し、景観への配慮などの条件付きで国立・国定公園内での垂直掘りも認めるとのこと。

(出所:Yahoo!検索画像 九州八丁原地熱発電所:110,000kw)

(出所:Yahoo!検索画像 八丈島地熱発電所:出力3,300kw)

(出所:Yahoo!検索画像 日本の地熱発電所) 続きを読む
規制緩和項目の内訳は、
①再生可能エネルギー・・39項目
②電力システム改革・・38項目
③省エネなど・・26項目
の合計103項目で、近く閣議決定するとのことです。(閣議決定したものは政権が変わっても継続されると言われている)
国立・国定公園内の地熱発電を条件付きで容認したほか、小規模水力発電では煩雑な許可手続きを簡素化してます。
一方、政府のエネルギー・環境会議も同日、太陽光や風力発電など再生エネ産業の成長に向けた28の重点項目を決定しています。地熱発電では国立・国定公園内の発電施設設置について、「1974年時点で建設工事が始まっていた6ヶ所に限定」としていた通知を廃止し、景観への配慮などの条件付きで国立・国定公園内での垂直掘りも認めるとのこと。

(出所:Yahoo!検索画像 九州八丁原地熱発電所:110,000kw)

(出所:Yahoo!検索画像 八丈島地熱発電所:出力3,300kw)

(出所:Yahoo!検索画像 日本の地熱発電所) 続きを読む
2012年03月10日
シャープが自社製品でメガソーラー
シャープが自社製品の太陽光発電装置を活用して、栃木県、北海道等の3ヶ所で大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置し、発電事業に乗り出すとの発表がありました。ソフトバンクは既に子会社の「SBエナジー」によって全国各地(群馬、徳島、京都等)に設置を進めていますが、太陽光発電装置メーカーで本格的な発電事業に乗り出すのはシャープが初めてではないでしょうか。

(出所:シャープホームページより 海外(カナリア諸島)で住友商事と展開しているシャープメガソーラー)
ソフトバンクが計画しているメガソーラーも「SBエナジー」と「京セラ」の共同事業とのことで、今のところ国内のメガソーラー計画は、国産太陽光発電装置(システム)を使用し、メーカーが絡んだ事業となる様なので、先ずは良かったと思います。国内のメガソーラーが廉価の中国製品に席捲されるようでは、日本の産業にとって、由々しきことと危惧していましたが、国産太陽光発電装置(システム)メーカーが自社製品を活用して発電事業に絡めれば、将来明るい材料になるのではないかと思います。
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(出所:シャープホームページより 海外(カナリア諸島)で住友商事と展開しているシャープメガソーラー)
ソフトバンクが計画しているメガソーラーも「SBエナジー」と「京セラ」の共同事業とのことで、今のところ国内のメガソーラー計画は、国産太陽光発電装置(システム)を使用し、メーカーが絡んだ事業となる様なので、先ずは良かったと思います。国内のメガソーラーが廉価の中国製品に席捲されるようでは、日本の産業にとって、由々しきことと危惧していましたが、国産太陽光発電装置(システム)メーカーが自社製品を活用して発電事業に絡めれば、将来明るい材料になるのではないかと思います。
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2012年03月05日
シロアリの腸内酵素でバイオ燃料(伊藤忠)!
伊藤忠商事は原料に食用植物を使わない第2世代のバイオエタノールの事業化に乗り出すとのこと。製造技術を持つ米ベンチャーと提携し、米国以外で製販事業を展開するとの報道です。(3月5日付日経新聞朝刊)
バイオエタノールは需要が拡大しているが、現在は食用となるトウモロコシ、サトウキビなどを原料としているため、将来の食糧危機の問題も指摘されており、穀物価格高騰の一因とも言われている。
伊藤忠商事は食用植物を原料としない第2世代燃料の需要拡大が期待できると見て、米ベンチャーで第2世代バイオエタノールの製造技術を持つ「ジーケム・インコーポレーテッド(コロラド州)」にこのほど出資し、10年後には約1千億円の売上高を目指すとしています。

(出所:ウィキペディア 沖縄県宮古島のバイオガソリン専用スタンド)
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バイオエタノールは需要が拡大しているが、現在は食用となるトウモロコシ、サトウキビなどを原料としているため、将来の食糧危機の問題も指摘されており、穀物価格高騰の一因とも言われている。
伊藤忠商事は食用植物を原料としない第2世代燃料の需要拡大が期待できると見て、米ベンチャーで第2世代バイオエタノールの製造技術を持つ「ジーケム・インコーポレーテッド(コロラド州)」にこのほど出資し、10年後には約1千億円の売上高を目指すとしています。

(出所:ウィキペディア 沖縄県宮古島のバイオガソリン専用スタンド)
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