2011年04月04日
大震災に思うこと(その3)「想定外」
今日は大震災等における「想定外」について考えて見たいと思います。
静岡県における「東海地震」の想定強度は「マグニチュード8程度」を基準にして被害予測及び対策が検討されています。(平成13年5月静岡県発表第3次地震被害想定による) 従ってそれを超える今回の「東北地方太平洋沖地震:マグニチュード9」は「想定外」と言う事になるでしょう。
この想定によれば、富士市において田子の浦港の津波高さは3.8m、海岸線付近は2.5mとなっており、又、津波による浸水面積1.3平方km、建物の半・全壊は「0」と言う想定になっています。
この想定を見て、東日本大震災以前であれば、市民の多くは富士市は津波が来ても大丈夫と考えていたと思います。しかしながら、今回の大震災の後では、想定津波高さの低い値にむしろ不安を感じているのではないでしょうか。東北地方の生々しい津波襲来映像とその後の悲惨な状況が目に焼き付いています。
東北地方の太平洋沿岸は過去何度も巨大津波に襲われて被害に合い、津波に対する警戒心はどこよりも強かったと思われますが、立派な防潮堤があり、「想定の範囲内では大丈夫」との安心感から、避難行動が遅れてしまったとの反省の弁が現地報道でもありました。翻って富士市の場合はどうでしょうか。津波に対する警戒心は大震災前は殆ど「ゼロ」に等しかったのが、現在は非常に高まっていると思われます。
静岡県(富士市)には第3次地震被害想定を「マグニチュード9程度」に引き上げて至急見直して欲しいと思います。又、田子の浦港に侵入する津波が何mになるのか、それによってどの地域まで浸水すると予想されるのか、市民は早急に知る必要があると思います。自分の住んでいる場所、あるいは働いている場所が海抜何mで地震が来たらどこに避難すべきか、常に頭に入れながら活動するしかないでしょう。既に「マグニチュード9」は想定すべき範囲内であり、「想定外」ではなくなっていると思います。
富士市における津波対策の最大のポイントは「田子の浦港」と「富士川河口」だと思うのですがどうでしょうか。17mの防潮堤が途切れて大きな開口部になっていて、港の奥は岸壁しかありませんし、富士川の場合は津波が逆流して遡る可能性があると思います。(東日本大震災では44kmも遡ったと言われています。)何も判らずに不安感を持つのではなく、これらに対する予測をしっかり把握して、いざと言う時に「想定外」ではなく「想定内」で冷静に行動し、何とか生き延びる努力をしたいと思っています。
静岡県における「東海地震」の想定強度は「マグニチュード8程度」を基準にして被害予測及び対策が検討されています。(平成13年5月静岡県発表第3次地震被害想定による) 従ってそれを超える今回の「東北地方太平洋沖地震:マグニチュード9」は「想定外」と言う事になるでしょう。
この想定によれば、富士市において田子の浦港の津波高さは3.8m、海岸線付近は2.5mとなっており、又、津波による浸水面積1.3平方km、建物の半・全壊は「0」と言う想定になっています。
この想定を見て、東日本大震災以前であれば、市民の多くは富士市は津波が来ても大丈夫と考えていたと思います。しかしながら、今回の大震災の後では、想定津波高さの低い値にむしろ不安を感じているのではないでしょうか。東北地方の生々しい津波襲来映像とその後の悲惨な状況が目に焼き付いています。
東北地方の太平洋沿岸は過去何度も巨大津波に襲われて被害に合い、津波に対する警戒心はどこよりも強かったと思われますが、立派な防潮堤があり、「想定の範囲内では大丈夫」との安心感から、避難行動が遅れてしまったとの反省の弁が現地報道でもありました。翻って富士市の場合はどうでしょうか。津波に対する警戒心は大震災前は殆ど「ゼロ」に等しかったのが、現在は非常に高まっていると思われます。
静岡県(富士市)には第3次地震被害想定を「マグニチュード9程度」に引き上げて至急見直して欲しいと思います。又、田子の浦港に侵入する津波が何mになるのか、それによってどの地域まで浸水すると予想されるのか、市民は早急に知る必要があると思います。自分の住んでいる場所、あるいは働いている場所が海抜何mで地震が来たらどこに避難すべきか、常に頭に入れながら活動するしかないでしょう。既に「マグニチュード9」は想定すべき範囲内であり、「想定外」ではなくなっていると思います。
富士市における津波対策の最大のポイントは「田子の浦港」と「富士川河口」だと思うのですがどうでしょうか。17mの防潮堤が途切れて大きな開口部になっていて、港の奥は岸壁しかありませんし、富士川の場合は津波が逆流して遡る可能性があると思います。(東日本大震災では44kmも遡ったと言われています。)何も判らずに不安感を持つのではなく、これらに対する予測をしっかり把握して、いざと言う時に「想定外」ではなく「想定内」で冷静に行動し、何とか生き延びる努力をしたいと思っています。