2012年01月13日
ラニーニャ現象継続で今冬はまだ寒い!
天気予報では昨日に続き今日も寒い日となりそうです。気象庁の発表では、今冬も南米チリ沖海域のラニーニャ現象が継続しており、平年より寒くなるとのこと。「ラニーニャ現象」と「エルニーニョ現象」はよく対比して言われますが、概ね次の様に説明されています。
1)ラニーニャ現象・・太平洋赤道域から南米チリ沖海域の海面水温が平年より低い状態が1年程度続く現象で、この場合日本は猛暑・寒冬になる傾向(昨年から続いている)

(出所:気象庁HP 典型的なラニーニャ現象(1988年12月)における月平均海面水温平年偏差)
2)エルニーニョ現象・・太平洋赤道域から南米チリ沖海域の海面水温が平年より高い状態が1年程度続く現象で、この場合日本は冷夏・暖冬になる傾向

(出所:気象庁HP 典型的なエルニーニョ現象(1997年11月)における月平均海面水温平年偏差)
1)ラニーニャ現象・・太平洋赤道域から南米チリ沖海域の海面水温が平年より低い状態が1年程度続く現象で、この場合日本は猛暑・寒冬になる傾向(昨年から続いている)

(出所:気象庁HP 典型的なラニーニャ現象(1988年12月)における月平均海面水温平年偏差)
2)エルニーニョ現象・・太平洋赤道域から南米チリ沖海域の海面水温が平年より高い状態が1年程度続く現象で、この場合日本は冷夏・暖冬になる傾向

(出所:気象庁HP 典型的なエルニーニョ現象(1997年11月)における月平均海面水温平年偏差)
なお、JAXA(日本)が開発し、NASA(米国)の「地球観測衛星Aqual」に搭載されて2002年に打ち上げられ、観測を続けている「高性能マイクロ波放射計」による「エルニーニョ監視海域」の海面水温平年偏差画像では、ラニーニャ現象は弱まっているようなので、それほどひどい寒冬にはならない可能性もありそうです。

(出所:JAXAホームページ 2010年11月1日~5日の監視海域(黒枠)海面水温平年偏差)

(出所:JAXAホームページ 2011年4月1日~5日の監視海域(黒枠)海面水温平年偏差)

(出所:JAXAホームページ 監視海域海面水温平年偏差を時系列的に並べた図→赤はエルニーニョ、青はラニーニャ現象)
地球温暖化とラニーニャ/エルニーニョ現象との関係は、いろいろ説はあっても未だ明確でないのが実情だと思われます。しかし、地球温暖化が確実に進んでいるのも事実でしょう。

(出所:IPPC第三次評価報告書より 1000年から2100年までの気温変化観測と予測)

(出所:気象庁データ)

(出所:JAXAホームページ 2010年11月1日~5日の監視海域(黒枠)海面水温平年偏差)

(出所:JAXAホームページ 2011年4月1日~5日の監視海域(黒枠)海面水温平年偏差)

(出所:JAXAホームページ 監視海域海面水温平年偏差を時系列的に並べた図→赤はエルニーニョ、青はラニーニャ現象)
地球温暖化とラニーニャ/エルニーニョ現象との関係は、いろいろ説はあっても未だ明確でないのが実情だと思われます。しかし、地球温暖化が確実に進んでいるのも事実でしょう。

(出所:IPPC第三次評価報告書より 1000年から2100年までの気温変化観測と予測)

(出所:気象庁データ)
Posted by 富士三合目 at 02:29│Comments(0)
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