2011年10月03日
イグ・ノーベル賞(その2)
イグ・ノーベル賞とはどんなものか、さらに詳しく調べて見ました。語源は「ignoble:不真面目な、下劣な、・・」等の英語から来ているようで、権威と栄誉ある本家の「ノーベル賞」をパロディ化したような主としてブラックユーモアのようです。1991年から始まり、日本人は過去15組の人達(個人やチームで延41人)が受賞しています。
ひどく馬鹿げた感じのものや、なるほどと思えるものもありますが、日本人のものはどちらかと言うと「上品な笑い」を誘うものが多いようです。前の本ブログで「日本人はユーモアが欠けると言われている。」と書きましたが、どうやらユーモアの中味が文化の違いであるのかも知れないとも思えます。日本人は公のスピーチ等ではジョークを挟むのは苦手で、国際的にはそのような評価になっているのでしょうか。しかし、日本の文化の中には、川柳や落語等上品(?)な笑いを誘うものも伝統的にありますので、日本人には「イグ・ノーベル賞」は得意分野になるかもしれません。

(たまごっち:1997年イグ・ノーベル経済学賞受賞)
ひどく馬鹿げた感じのものや、なるほどと思えるものもありますが、日本人のものはどちらかと言うと「上品な笑い」を誘うものが多いようです。前の本ブログで「日本人はユーモアが欠けると言われている。」と書きましたが、どうやらユーモアの中味が文化の違いであるのかも知れないとも思えます。日本人は公のスピーチ等ではジョークを挟むのは苦手で、国際的にはそのような評価になっているのでしょうか。しかし、日本の文化の中には、川柳や落語等上品(?)な笑いを誘うものも伝統的にありますので、日本人には「イグ・ノーベル賞」は得意分野になるかもしれません。

(たまごっち:1997年イグ・ノーベル経済学賞受賞)
過去日本人が受賞した気の利いたものベスト5をピックアップして見ると下記の通りです。(筆者が独断と偏見でピックアップしました。尚、今年の分は既に紹介したので除きます。)
①1992年イグ・ノーベル医学賞・・資生堂横浜研究所の6人
彼らの先駆的な『足の悪臭の原因となる化学物質の解明』に対して。特に「自分の足は臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」と言う結論に対して。
②1997年イグ・ノーベル経済学賞・・バンダイ㈱、ウィズ㈱の2人
数百万人の労働時間を、仮想的なペットの飼育に転換したことに対して。(「たまごっち」のこと)
③2002年イグ・ノーベル平和賞・・タカラ㈱、日本音響研究所、小暮動物病院の3人
コンピュータによってイヌ語(犬の言葉)をヒト語(人間の言葉)に翻訳する機械「バウリンガル」を発明し、種の間の平和と調和を促進したことに対して。
④2007年イグ・ノーベル化学賞・・国立国際医療センター研究所の1人
牛の糞からバニラの香りと味のする物質(バニリン)を抽出したことに対して。尚、この受賞を記念して、ハーバード大学の地元ペンシルバニア州ケンブリッジの「アイスクリーム店トスカニーニ」がこの「バニリン」を使ったアイスクリームの新商品を売り出し、授賞式に振舞われた。
⑤2008年イグ・ノーベル認知化学賞・・北海道大学、東北大学、広島大学、名古屋大学等の5人(他に外国人1人)
単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことに対して。(いわゆる粘菌コンピュータの研究) 尚、このチームは2010年にも同じ粘菌の継続研究でイグ・ノーベル交通計画賞を受賞している。

(粘菌コンピュータ?:2008年イグ・ノーベル認知化学賞受賞)
①1992年イグ・ノーベル医学賞・・資生堂横浜研究所の6人
彼らの先駆的な『足の悪臭の原因となる化学物質の解明』に対して。特に「自分の足は臭いと思っている人の足は臭く、思っていない人のは臭くない」と言う結論に対して。
②1997年イグ・ノーベル経済学賞・・バンダイ㈱、ウィズ㈱の2人
数百万人の労働時間を、仮想的なペットの飼育に転換したことに対して。(「たまごっち」のこと)
③2002年イグ・ノーベル平和賞・・タカラ㈱、日本音響研究所、小暮動物病院の3人
コンピュータによってイヌ語(犬の言葉)をヒト語(人間の言葉)に翻訳する機械「バウリンガル」を発明し、種の間の平和と調和を促進したことに対して。
④2007年イグ・ノーベル化学賞・・国立国際医療センター研究所の1人
牛の糞からバニラの香りと味のする物質(バニリン)を抽出したことに対して。尚、この受賞を記念して、ハーバード大学の地元ペンシルバニア州ケンブリッジの「アイスクリーム店トスカニーニ」がこの「バニリン」を使ったアイスクリームの新商品を売り出し、授賞式に振舞われた。
⑤2008年イグ・ノーベル認知化学賞・・北海道大学、東北大学、広島大学、名古屋大学等の5人(他に外国人1人)
単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことに対して。(いわゆる粘菌コンピュータの研究) 尚、このチームは2010年にも同じ粘菌の継続研究でイグ・ノーベル交通計画賞を受賞している。

(粘菌コンピュータ?:2008年イグ・ノーベル認知化学賞受賞)
Posted by 富士三合目 at 01:50│Comments(0)
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