「国連気候変動会合」実質進展なし

富士三合目

2012年05月29日 00:19

ドイツ・ボンで開催されていた京都議定書の次の枠組みを話し合う「国連気候変動枠組み条約」の事務レベル会合が約2週間の日程を終了し、5月25日閉幕した。昨年末の第17回締約国会議(COP17)以降、初の公式会議だったが、先進国と新興国の意見の隔たりばかりが目立った会合であったとのこと。

今年12月で期限切れとなる京都議定書第1約束期間の後の第2約束期間をどうするかも議題の一つであったが、本来の作業計画の策定の議論には入れず先送りされた模様。

日本は第2約束期間には参加しない意向を表明済みで、2013年以降の二酸化炭素排出削減目標は提出していない。又、オーストラリアやニュージーランドは第2約束期間への態度すら明らかにしていない。

厳しい状況下で、各国・地域は年末にカタール・ドーハで開かれるCOP18に向け議論を続けることになるとのことです。


(出所:WWFホームページ)
大気中の二酸化炭素濃度が400ppmを超えようとしている現在、先進国も新興国も持続可能な地球を守るために、個々の利害を越えて、歩み寄って欲しいものです。


(出所:WWFホームページ)
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