富士市の「廃食用油回収化モデル事業」結果
富士市内全27小学校で実施している「廃食用油の拠点回収化モデル事業について、富士市環境部廃棄物対策課は2011年度の回収実績をまとめました。(4月22日付岳南朝日)
(出所:富士市ホームページ 廃食用油回収事業 小学校を拠点化(県下初))
富士市では燃えるごみを減らし資源の有効利用を進めるため、2010年6月から市内全27小学校の協力を得て、廃食用油回収の拠点化を進め、回収した廃食用油は有価で業者に引き取ってもらい、その収益金は各PTAを通じて地域の子供達に還元されるシステムになっているとのこと。
(出所:4月22日付「岳南朝日」)
2011年度の結果は、富士市内全小学校で合計8,461 リットル回収され、有価の20円/リットルで業者に引き取ってもらい、売り渡し金額は16万9,230円になったとのことです。
この廃食用油を焼却処分した場合と、バイオディーゼル燃料に精製し直してリサイクル使用した場合を比較して、CO2の排出削減量は21トンになると試算されています。(廃食用油1リットル当たり約2,489gのCO2削減で換算)
廃食用油をバイオディーゼル燃料として使用するには、それなりの品質基準が定められており、簡単ではありませんが、キチンと精製すれば軽油の代替燃料あるいは軽油との混合使用は可能であり、小学校で拠点回収するのは子供達の環境教育にも良い制度ではないかと思います。
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