カーボンフットプリント(炭素の足跡)とは?
11月26日(土)は「ふじさんめっせ」で「第5回富士市・環境フェア」が開催されます。その前に環境用語で聞きなれないものをもう一つ追加で紹介します。「カーボンオフセット」、「カーボンクレジット」、「カーボンニュートラル」については11月11日の本ブログで紹介しましたが、もう一つ「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」と言う用語があります。
「カーボンフットプリント」は英語の直訳通り、「炭素の足跡」と訳しますが、その意味は、私達が購入・消費している全ての商品・サービスが作られて捨てられるまでの過程(ライフサイクル)で排出された「温室効果ガスの量」を合算した結果得られた全体の量を、二酸化炭素(CO
2)量に換算して表示することを言います。
(出所:(社)産業環境管理協会より委託「みずほ情報総研㈱」HPより)
「カーボンフットプリント」をわざわざ算出する目的は、
①消費者は、商品・サービスのCO
2排出量について信頼できる情報が入手でき、その情報が消費者のCO
2への関心を高め、CO
2排出量を考慮した商品の購入や、CO
2排出量のより少ない消費や廃棄・リサイクルに役立つことが期待されます。
②事業者は、「カーボンフットプリント」を算定することで、CO
2排出量の多い工程や非効率な工程を把握することができ、効率的なCO
2排出量削減が可能となり、より数値の低い「カーボンフットプリント」の表示に向けた事業者の削減努力を促す効果が期待されます。
(出所:(社)産業環境管理協会より委託「みずほ情報総研㈱」HPより)
カーボンフットプリント(炭素の足跡)を表示するには、信頼できる第三者機関が検証し、その結果を「カーボンフットプリント・マーク」としての「ラベル」にして表示することになります。消費者はそのラベル表示を見て商品の買い方・使い方を工夫し、CO
2排出量削減への効果が期待されます。
(出所:上図と同じ)
カーボンフットプリントマークは下図のようにCO
2の排出重量(g)表示となります。
(出所:上図と同じ)
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