政府が「海洋発電の開発」に方針決定

富士三合目

2012年05月26日 01:57

5月25日午前、政府の「総合海洋政策本部(本部長・野田佳彦首相)」は政府一丸となって波や潮の力を使う海洋発電の開発を進める「海洋再生可能エネルギー利用促進に関する今後の取組み方針」を決定したとのこと。

この中で
①大規模な実証実験をする海域の整備
②関係者との調整のあり方
③コストを安くする方法
④海を使う際の法律の整備
について政府全体で検討する。

政府は2012年度予算で海洋再生エネルギー普及のために経済産業省、環境省が計100億円強の予算を盛り込んだが、中味は殆どが海に浮かべる「浮体式風力発電」に関する事業だったので、2013年度は潮力や波力、海の底と海面の温度差を使った発電等に対象を広げるとのこと。


(出所:ウィキペディア 浮体式洋上風力発電設備)
実証実験は重工メーカーや造船会社など民間企業や大学と協力して実施し、事業として成り立つように採算も重んじるとのこと。

政府が海洋発電に力を入れるのは、エネルギーを原発に頼りすぎないようにするためで、さしあたって、波力発電や潮力発電の候補地の公募を年内に始め、2013年度中に実証実験に着手し、必要な法律も整えるとのことです。

10年前に実証実験が終了している波力発電設備「マイティ・ホエール2世」が復活するかも・・。



(再掲:10年前に実験が終了している波力発電実証実験装置「マイティホエール」)
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