節電特集(6)「天然ガスと電気はどっちがエコ?」

富士三合目

2011年06月24日 06:10

今日のテーマは微妙です。最初にお断りしておきたいと思いますが、私は中立の立場にある一般市民であって、「ガス屋さんの回し者」ではありません。このタイトルは、6月22日の「節電セミナー」で得られた情報を元にしています。結論から先に言いますと、天然ガスが断然「エコ」と言えます。(但し、「エコ」とは、省エネでCO2排出量少の方向を言います。)

以前、資源エネルギー庁の「節電(ピークカット)対策」の一つとして、「電気ポットを使わずに、ガスコンロでお湯を沸かす」というものがありましたが、あれは冗談ではなく本音の話だったのかもしれません。むろん、電気を使わず、ガスを使えば電力ピークカットになると言う、建て前の話ではありますが・・。
天然ガスと電気の比較は下記の通りです。(この資料は東京ガスさんのHPから頂きました。)
1)一次エネルギー(燃料)としての天然ガスと石油・石炭のクリーン性比較・・CO2、NOx、SOxの排出量は少ない方がクリーン。
(火力発電には主として石油・石炭が使用される。)

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2)省エネ性比較・・・ガスコンロと電気コンロ(例:IHクッキングヒーター)でやかんの水に100のエネルギーを伝えるのに必要な一次エネルギー量の比較
(天然ガス:179に対し、電気:345で約2倍必要)

(画像をクリックすると大きくなります)

3)二酸化炭素(CO2)排出量比較・・・天然ガス:100に対し、電気:265

以上のデータから天然ガスが電気より断然「エコ」と言うわけです。
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